青井岳温泉 青井岳荘

都城市中心部から国道269号で宮崎市方面へ20kmほど進んだ辺りは人家や商店もなく、雑木林や原野などが連なるばかり。施設はそんな場所に突然現れる。多くの車が駐車している。
先ず、靴箱に靴を仕舞う。100円バック式だ。左手にフロントがあるが、温泉の受付は左手やや奥にある。自販機でチケットを購入し受付の人へ渡す。




脱衣所には100円バック式コインロッカーがずらりと並ぶ。藤籠などはなく、多数の人が脱ぎ着している。
浴室へ入る。老齢者のみならず若い年代の人も多数。20人近くが土曜日午前中の浴場に溢れている。主浴槽は円形で、コーナーに泡風呂や電気風呂が設けられている。特に色はなく透明だ。手に取るとカルキ臭が明快に鼻腔を刺激する。
特徴は肌感触だ。べたつきを帯びたヌルヌル感が肌を包むのだ。すべすべ感につながるヌルヌル感とは異なり、ちょっとした違和感を覚えるヌルヌルだ。口に含むと塩味が分かる。




戸外には露天風呂が用意されている。凝った意匠ではなく、シンプルだ。ただ、湯口周辺や浴槽内は褐色に変色している。泉質によるものだろう。内湯では変色は見られなかった。
露天風呂に入っていると、視線より高く、境川の向こうの林の中を列車が走りすぎていった。


青井岳温泉 青井岳荘
都城市山之口町山之口2123
0986(57)2177 HP
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉
37.3℃
シャンプー類あり ドライヤーあり
内湯 歩行浴 サウナ 水風呂 露天
420円
7:00~21:00
休:第1木曜日
2015/3/21