京町温泉 湯乃谷温泉

真幸小学校側の川内川に掛る橋を渡ってすぐのところにある湯之谷温泉、道の端にはたくさんの人形が飾ってあります。異様な感じもします。
母屋に受付があり、こちらで200円を支払います。向かいにある浴舎、古く、いい感じです。脱衣所は簡素そのものです。先客ありです。浴場へ参ります。




湯は黄金色よりさらに濃い褐色系、湯を鼻に近づけると檜の臭いが強くします。いいですね。源泉温度が高いため加水されているはず、源泉はもっと褐色が強いかもしれません。肌にはヌチャットした印象です。癖のある湯といい鄙びた浴舎といい、何ともいえない風情です。

主浴槽の隣には浅い浴槽があります。竹を割って枕にしたものが置いてありますから寝湯ですね。でも、先客も後客も寝湯には見向きもしません。人気はあまりなさそうです。


京町温泉 湯乃谷温泉
えびの市大字岡松字水流198
ナトリウム-炭酸水素塩温泉(旧名:純重曹泉)(低張性弱アルカリ性高温泉) 
76.5℃ 108.1リットル/分
内湯 寝湯
250円
家族湯:500円/60分2名
10:00~21:00
2006/5/2


■再訪 2014/3/23
青空が広がる弥生の日、静かに浴舎はたたずんでいました。料金は200円から250円に改定されています。浴舎の向かいにある受付で支払います。声をかけますが人の気配はなく、250円を受付に置いて浴舎の扉を開けます。





脱衣所の風景は、トイレが増設された以外8年前と変わっていないようです。透明のガラス戸越しには湯気が流れる浴場が見えます。
手前が湾曲した浴槽には、壁から伸びたパイプから熱めの湯が注がれています。満たされた湯は薄い黄金色を帯びています。




隣り合う浅めの浴槽は寝湯で適温、主浴槽とつながっています。手にすくうと檜臭、口に含むと明快な檜味、薄い塩味と苦味も帯びているようです。個性ある湯です。





浴舎、浴室、湯、どれをとっても惹かれます。