川内川を渡り県道407号を進んでいくと、山里の風情がただよう吉田温泉郷に至ります。バス停と思ってしまう表示には温泉の案内が掲示されています。
亀の湯の番台にはおじさんがいます。300円を支払います。脱衣所には棚と籠が並びます。上半分が透明なガラス引き戸を開けると浴室です。階段を2段降ります。平石が敷かれた床は茶褐色で、右手に浴槽とかかり湯用の枡、左手に洗面器、椅子などが重ねられ、シャワーと蛇口が設置されています。湯が出るかの試みは未実施。
浴槽は2つに別れ、手前が広く湯口から湯が注がれています。分ける淵には無造作にブロックが並んでいます。湯は無色透明、目立った臭いはありません。湯口の湯は自噴で飲めるとの表示。口に含んでみると甘みを帯びた炭酸味が広がります。ニンマリとしてしまう味わいです。
源泉がそのまま投入されているのか、加温されているのかは不明ですが、温めの湯はいつまでも入っていたい思いにさせられます。入れたことがとても幸せで感謝してしまいます。
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吉田温泉 亀の湯温泉 ※2017/3末で一旦閉鎖の情報あり
えびの市大字昌明寺672
0984(37)1446
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉
39℃
シャンプー類なし ドライヤーなし
300円
7:00~21:00
2012/5/3