都城市中心部から南へのびる国道222号を進むと、風景は長閑なものに変わります。国道が登り坂に差し掛かろうとする辺りから左側にそれ、右方向に細い道を下っていくと鄙びた木造家屋が見えてきます。
大きく掲げられた施設の名前が目印です。玄関を入り右手廊下の先が受付、こちらで料金を支払います。浴場は左手で、正面廊下の先は畳が敷かれた回り廊下のある休憩室があるようです。脱衣所には木製の棚と籠があるのみで、貴重品は受付に預けることになるようです。
建物同様に鄙びた浴場の風情を想像していたら、御影石などをあしらった造りとなっています。全面透明ガラス張りの窓からは、鯉が泳ぐ池、庭、そこから続く緑の雑木林が見えます。右手には、畳敷きの縁側で食事をし寛ぐ人の姿も見えます。浴槽はひとつ。浴槽には3つの蛇口があり、淵に設けられた2つの蛇口で、湯と水を調整するようです。湯は印象に残るような浴感に乏しく、臭いはないようです。色もありませんが、浴槽に満たされた状態では鈍い透明度を感じました。
一日ゆっくり過ごす人が多いようです、食事を注文することもできるようです。鯉定食750円など。
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安久温泉 養浩館(やすひさおんせん ようこくかん)
都城市安久町703-2
0986(39)0708
冷鉱泉?(放射能泉とのネット情報散見)
泉質不明
石鹸 シャンプーあり ドライヤーなし
300円(入浴込みの広間休憩600円)
8:00~20:00
休:水曜日
2012/6/30